- 2015-12-17 (木)
- amazon Fire TV Stick プライム ミュージック
プロ演奏家も認めた生音のような臨場感
今年3月にプライムの無料会員に登録して、30日が過ぎる直前にキャンセルつもりでした。
ところが、キャンセル間近になってamazonがプライム会員(年会費3900円)向けに、無料のビデオ配信プライムビデオを開始するという告知があり、それなら単純計算で月額325円で映画見放題なら、現在加入しているhuluの補完用にも使えると思い、無料期間が過ぎてもそのままにして正規会員になりました。
その後更に、amazonがFire TV Stickという、プライムビデオをテレビで見ることができるスティック状のガジェット(定価4980円 )が2015年9月26日まで3000円オフ!というセールを開催していたので、これも予約してしまいました。
この記事を書いている時点で、amazonのFire TV Stickはウィンターセールで、20%OFFの3984円になっています。
まあ、どんなものにしろ、使い物にならなくても1980円ならいいか、という勢いでの予約でした。
ただし、発売日が10月29日ということで、待ち時間が結構長かった。
いよいよamazonのFire TV Stickが届いたので、付属のhdmiケーブルを使って、テレビに接続しました。
本体は非常に小さいです。
写真におおよその大きさがわかりやすいように、ポケットティッシュを並べて見ました。
上部から出ているhdmi延長ケーブルのコネクタを除くと、本体はティッシュペーパーよりはるか小型です。
amazonのFire TV Stickは電源を付属のACアダプターで外部から供給するようになっています。
本体横から出ているコネクタはそのためのものです。
テレビ本体のスイッチをいれると、最初は設定ガイドの映像が表示されます。
次にPanasonicのプロジェクターTH-AE900に接続してみました。
これも問題なく、映像はスクリーンに投影されますし、画質も問題ありません。
ただし、amazonのFire TV Stickには音声出力端子がなく、PanasonicのプロジェクターTH-AE900にも音声出力がないために、この方法でamazonのFire TV Stickを正常に使用するためには、別途hdmi信号から音声を分離できる装置が必要になります。
amazonを検索してみると、Andoerポータブル HDMI 1.4→オーディオ(SPDIF + L / R)コンバーター アダプター リピーターという製品が見つかり、レビューを見ても私の使用方法なら問題なく音声を取り出せそうですので、今後の検討課題としておきます。
amazonのFire TV Stickと似たような製品として先行している、グーグルのChrom Castという製品もあります。
使用方法も、テレビのhdmi端子に接続するだけと、全く同じです。
しかし、調べてみるとこの2つは全く違うコンセプトの製品というのが分かりました。
まず、先行のクロームキャストですが、こちらはスマートフォンやタブレットの映像をテレビに映し出す装置になります。
つまり、Chrom Cast単体では使用できず、スマートフォンやタブレットと組み合わせて使用するものです。
一方、amazonのFire TV Stickは、これ自体が無線LAN機能を備えたスティック型コンピューターになっており、無線LANの環境があれば例えばルーター経由でインターネットに接続して、映像を見ることができます。
amazonのFire TV Stickはコンピューターですから、例えばamazonのプライムビデオ用、hulu用、ネットフリックス(Netflix)用にそれぞれアプリが用意されており、必要に応じてインストールして番組を試聴する仕組みです。
ここで驚いたのは、amazonのプライムビデオでは出荷時にアカウントの設定が行われており、すぐにコンテンツを見ることができたことです。
その他のサービスはそれぞれの会員情報でログインしてからの視聴になります。
私はベーシックなFire TV Stickを買ったので、音声認識のリモコンではなく一般的な押しボタンで操作するようになります。
非常にシンプルなものですが、必要十分な機能と適度なクリック感があるスイッチで操作性は悪くありません。
耐久性は不明ですが、使用頻度は高いものですし、若干の不安はあります。
その後、プライム会員向けには更にプライムミュージックという、スマホやタブレット、パソコンを使ってストリーミングで音楽聴き放題というサービスも開始し、更にお得感が高まりました。
プライムミュージックは音質がいいこと、プレイリストが充実していることもあり、オーディオアンプ経由での食事BGMには大変重宝しています。
最後に、amazonのFire TV Stickとプライ会員向けサービスのいいところ、悪いところをメモしておきます。
☆よいところ
・とにかく使用方法簡単で画質も悪くない
・映画、ドラマ見放題
・音楽も聞き放題
★わるいところ
・アプリで視聴しているため操作方法が統一されていない
huluはパソコン版とよく似た操作方法になっていますが、amazonのプライムビデオでは、パソコン版と操作方法が異なるため、目的の映画やドラマを見つけにくいと感じる時があります。
例えば、おすすめの映画・ドラマの画面からですと全作品が表示されないのですが、見ることができないわけではなく、タイトルで検索すればちゃんと視聴できます。
ただちょっと煩わしい。
バージョンアップ時にできればパソコン版と似た操作系にしていただければ。
検索時の文字入力にしても、amazonプライムビデオでは、かなの一覧が表示され、カーソル移動→クリックで選択できるのですが、huluでは「あかさたな……」と先頭の文字しか表示されません。
どうやって他の文字を選択するのかと思ったら、先頭の文字を長押しすることで「あいうえ……」と変わっていくのですが、ちょっと間を空けただけで文字が確定してしまいます。
例えば映画・ドラマのタイトルで「あおい」と入力したい場合、「あ」にカーソルを合わせ「あ」で一瞬時間を起き確定させ、また「あ」から押し続けていると「いうえお」と変わっていくんですが、たとえば「う」まで行った時ちょっとタイトルを考えたりして一瞬時間が空くと「う」で確定していまい、カーソルも移動するので、私の場合また一文字戻って入力ということが結構な割合で起こります。
やはりかなの一覧から入力のほうが使い勝手がいいと思うのですが……
・リモコン操作でのカーソルの動きが若干遅れることがある。
目的の項目から行き過ぎることがありますが、慣れの範囲です。
・プライムビデオ、プライムミュージックのラインナップが微妙
そりゃ、やっぱりhuluは有料サービスですし、ライバルも多いわけでコンテンツの充実は最優先課題でしょう、映画もドラマも新しいものが次々追加されていきます。
それに比べると、プライムビデオは中々内容が更新されないように見えます。
オリジナルドラマがウリとはいえ、それにしても次々追加されるわけではなく、メインで使うとなると微妙です。
プライムミュージックで、例えば「ビートルズ」で検索してみると1枚もアルバムが表示されません。
まあ、超人気アイテムでしょうから有料でmp3をダウンロードしてね、ってことでしょうが……
その他のアーティストも検索しても見つからなかったり、ベスト盤的なものだけだったり、ビートルズの場合ピアノなどのカバーアルバムだったり……と、これが聞きたいという物がなかったりして、ちょっとジレンマ。
この2つのサービスの位置づけは、あくまでプライム会員への優待サービスという感じです。
まあ、いい悪いと言っても、これくらいのことです。
悪いというのではなく残念だったのは、amazonのFire TV Stickはミラキャスト(Miracast)対応なので、例えば現在アプリがなくamazonのFire TV Stickのメニュー画面からは視聴できない、dTVの画面をスマホからキャストして見ることもできますが、私のスマホXperia Z5(SO-01H)では、映像はちゃんと綺麗に見ることができたのですが、何故か音声が出ません。
ネットを検索しても、テレビの機種、スマホの機種、それぞれの組み合わせによってうまくいかない場合もあるというか、うまくいかないほうが多い(?)ようなのです。
試しに、スピーカー内臓のパソコンのディスプレイにamazonのFire TV Stickを接続してミラキャスト(Miracast)を試してみましたが、やはり音声は出なかったので、スマホXperia Z5(SO-01H)側に原因があると思われます。
あれこれ思うようにいかない部分はありますが、いまのところamazonのFire TV Stick、プライムビデオ・プライムミュージックに(huluに加入していることもあり補完用として十分楽しめていますので)大きな不満はなく、このまま更新を続けるつもりです。
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